「風邪をひきそうだな。必要なら上着を貸そう」

くれぐれも、恋人の代わりをしてくれるはずのロボットのはずのセリフだった。

「こんっの、欠陥品っ!!」

あたしは思わず、そいつの向う脛をおもいっきり、蹴飛ばした。