「人間の男に興味を持つのはいけないのか?」

ジンの素朴な疑問に、ちらりとヨシダがジンへ視線を向け、またすぐに前方へ戻すと口を開いた。

「リッカは集中力があるっていうか、のめり込むタイプだから、下手に人間の男と恋愛したら、仕事ほっぽり出しかねないからね」

「人間の男と愛し合うよりも、仕事の方が大切なのか?」