「私は、カグとは違う人と付き合ったときもありました。
 でも、私はいつまでもカグの姿を追ってました。」
「そう。」
「私は、カグに告白された時も、いじを張ってしまった。
 あんなに、すきだったのに。
 結局、私はずっとカグが好きだったんです。」
「うん。」
「最近になって、カグに彼女が出来ても忘れなれなかった。
 でも、友達にカグは私に彼氏が出来ても、ずっと好きで居てくれた。って聞きまし  た。今も、マイの事好きだよって。」
「そうなの。」
「私も、大好きだった。ずっと、ずっと。」
「ありがとう。」
「え???」
「聖を好きななってくれて。」
「お礼を言いたいのは、私です。」
「どうして?」
「いっぱい、カグに助けてもらったから。」
「それは、聖も同じよ。」
「え???」
「あなたを、好きになることで、色んな事を知ったと思うわ。」
「そんな。」
「だから、私からもありがとう。」
「こちらこそ。カグを生んでくれてありがとうございます。」
「いいのよ。」
カグのお母さんは、涙をながした。
そして、マイも泣いていた。
1時間位、2人は話して病室を出た。