その日の、午後皆はミイコの病室に集まった。
皆に、笑顔がたえなかった。
その日、リハビリの時間が近くてカグとマイは部屋に戻った。
戻る、まぎわ皆に言われた。
「次は、カグとマイの番やね!!!」
部屋に戻ると、マイとカグは聖君の話で持ちきりだった。
「カグの、名前を付けたらわがままになるかもね!」
「まぁ、マイって名前付けてたら、泣き虫になってたとおもうけど!」
「ひっどぉ」
コンコン
そんな時、先生が入ってきた。
いつもは、看護婦さんだけなのにマイは、変な胸騒ぎをしていた。
「今日は、良いニュースです!」
カグは聞いた。
「大部屋が、あいたんですか?」
「いいえ。」
マイが不思議そうに聞いた。
「じゃあ、なんですか???」
「明日、退院の許可が出ました。」
「「..........本当ですか???」」
「はい。」
マイは心配そうに聞いた。
「大丈夫なんですか???」
「はい。足を骨折しているだけで、他はすべて正常です!!!」
「ほんまですか!」
マイは身を乗り出して言った。
「はい。正直私どもも、ビックリしています。最初は私もあきらめていた。でも、彼  は一生懸命生きようとしていた。」
マイの目から大粒の涙が出てきた。
「そして、彼女も誰よりも前向きに看病していた。」
カグの目からも自然と涙が出てきていた。
「私達は、あなた達に励まされました。ありがとう。」
「「こちわこそ!ありがとうございました。」」
2人は、泣きながら声を合わせていった。
「では、明日。」
「ありがとうございます!」
「あっ!今日と明日はリハビリありませんので。」
「はい。」