次の日の朝、マイはカグより先に目が覚めた。
カグは、マイを腕枕してくれていた。
時計をみると、もう10時マイは皆が来てしまうと急いで準備をした。
カグを起こそうとしたマイは、
「カグ、起きて!」
カグは、起きない。
カグは、人に起こされるのが好きではない。
さらに、寝起きはすごく悪い。
マイはカグのほうに軽くキスをした。
「ん~。」
「ごめん!起こしちゃった???」
「寝込み襲う気?」
「ちゃうわ!」
「ほら、みんな来る時間やで!今日は日曜日やから。」
「あぁ、そうだったっけ???」
「あっ!一緒に顔洗いに行こっ!」
「めんどくさ...」
「ほらほら行くよ!」
マイはカグを無理やり引っ張った。
「ちょっ!病人には優しくせいって。」
「何が、病人や!!!」
「病人じゃ!」
「まぁいいや!行くで!」
「ちょッ待て!松葉杖...」
「あぁごめん。」
カグは、左足はもう完治していた。残すは右足のみ。
カグは、松葉杖で歩き始めた。
「...昨日、足けったりしなかった???」
「けられまくり」
「嘘!!!ごめんな大丈夫?」
マイはカグの様子をうかがいながら、右足を見ていた。
すると、カグはくしゃっと笑って、マイの頭をポンポンとなでた。
「嘘や。」
「え???」
「お前、寝相良かったでぇ。」
「もう!心配させないでや!!!」
マイはカグの頭をバシッっと、叩いた。
「いってっ」
「早よ、いくで!!!」
「はいはい」
扉をあけると、2人はビックリして声が出なかった。