握り返してきた。
「え???」
「なぁ、今の...マジ?????」
「カグ?」
「うん。」
「カグなの?」
「そうや。何度も言わせんな。」
「嘘.....」
マイの目から大粒の涙。
「なぁ、質問に答えろや。」
「え???」
「今のマジ?」
「マジ!」
「こっち来い。」
マイは静かによっていった。
カグは、優しくマイの涙をふき取り、キスをした。
「俺も、大好き。」
「うわぁぁぁぁん。」
マイは、大声で泣きわめいた。
すると、皆がいつからいたのか中に入ってきた。
皆の目には、涙。
「カグっ」
「カグ」
みんな、泣いていた。
嬉しくて、嬉しくて。
先生から、話をきくとこれはすごい奇跡だといいます。
「きっと、マイの頑張りがきいたんだな!」
テルオが、言った。
「うん!うん!」
ミイコが、泣きながら言った。
「カグ!マイに感謝だな!」
タクヤがカグの頭をくしゃくしゃっと、させた。
「ありがとな。」
「ううん。」
皆に、やっとやっとヒカリが見えてきた。