その日の午後。
皆で、カグのお見舞いにやって来た。
初めて、カグの姿を見るタクヤ・ミキ・ミイコ・ユキナは、動揺を隠せなかった。
そんな中、マイは笑顔で答えた。
「大丈夫だよ!みんな!」
「え???」
「カグは一生懸命、生きようとしてるんだから!」
「そうだよな。」
「うん!」
テルオは、マイの頭をポンポンとたたいて
「強なったなぁ、マイ。」
「カグと皆の、お陰だよ!」
ミイコが、不思議そうに言った。
「みんな???」
「皆の、寄せ書きすごい嬉しかった!ありがとう。」
みんな、照れくさそうにマイを見て笑った。
「分かったんだ。」
「何が???」
「笑顔でいた方が、カグも喜ぶと思うから!」
「一緒に、頑張ろうなマイ!」
皆の、優しい言葉に本当はマイは泣きそうになっていた。