千穂に会いたくて
たまらなかったのが
正直な気持ち

でも会えないまま

時間だけが過ぎていく

千穂が何をしてるのかも全くわからないまま

俺は淡々と日々を
過ごしていった

元彼女とも必要最低限の会話を交わすだけ

それ以上の会話は
なかった

俺を最低な男だと
思っているはずだから

最低な男…

そう思われても構わない

そう割り切ったのは
自分なんだ

今さらどうなる
わけでもない

ただひたすら千穂を
想っていた

そして勉強を頑張った

医者になりたかった

俺の夢

ばあちゃんみたいに
何も出来ないまま
死んでいく人間を
助ける為に