麻衣子は泣きながら
手を振って、旅立った

夢を実現させる為に

俺は応援してやる
事しか出来ない

それでも麻衣子の中に
俺が居るんだと
信じていた

寂しさを紛らわす為か
俺たちは毎日メールで
連絡を取り合った

そのメールで、麻衣子が元気なのかがすぐに
わかる事が出来た

麻衣子が居ない電車は
俺には孤独な空間だった

今までは隣に必ず
麻衣子が居た

俺は学年でも
トップクラスの成績で
進級をした

麻衣子が居なくなった
今は勉強しかする事が
なかったからだ

つまらない日常を
淡々とこなしていた

時々麻衣子の声を聞いて元気付け合った