夏休みに入ってすぐ

俺は麻衣子に
会いにきていた

麻衣子の家の近くの
公園のベンチで
しばらく話をしていた

夏の暑さを回避して
日陰になるベンチに
2人並んで座った

しばらく話をして
俺と麻衣子は
目を合わせた

なぜか息が合った

俺はそのまま麻衣子に
顔を近付けた

麻衣子は自然に
目を閉じた

俺たちは初めて
キスをした

俺のドキドキが
麻衣子に伝わりそうな
気がした

キスをした後、目を
開けた麻衣子は
俺を見てはにかんだ

『嬉しい』

そう言って、頬を
赤くしていた

『俺も嬉しい』

そう言って、俺も
はにかんでいた