千穂の白くて細いその
繊細な体を優しく抱く

キスが深く激しくなる

千穂の体に力が入る

俺の体にも緊張が走る

何度も求めていた千穂の体が今、俺の中にある

ずっと千穂を求めていた

千穂を抱きたくて何度も千穂の面影を求めた

千穂…

千穂…

何度も千穂を呼んだ

汗ばんでいく体も全く
気にしないで抱いた

俺の愛を受け止めて
欲しかったんだ

『愛してる』

心の底から、その言葉を千穂に向かって捧げた

千穂はしっかりと
それに答えてくれていた

『愛してる』

そう言ってくれた

その言葉は、俺の中に
深く刻まれていった

一生懸命愛し合って
一つになれた瞬間

快楽ともう一つ…

千穂の愛が俺の体を
貫いた気がしていた

何度か千穂を抱いた時と違う感覚が全身に走る

千穂に愛されているって体で感じる事が出来た

バクバク鳴っている
心臓は、なかなか
落ち着きを取り戻す事が出来ずに、しばらく
高鳴ったままだった

千穂と一つになれた
喜びは、俺を幸せに
いざなってくれていた