俺自身もどうしていいかわからなくなっていた
目の前で千穂の大切な
人の命が消えていく
それをただ見ている
事しか出来ない俺
どうすればいいのだろう
自然に千穂の手を
握りしめていたけれど
きっと俺の不安が
千穂に伝わっている
千穂は何を思ってる?
助けられない俺を
憎んでいないだろうか
時々訪れる沈黙
かと思えば泣き出す千穂
その繰り返しだった
その時、千穂の携帯が
静かな部屋で鳴った
俺も千穂も相手は
誰だかわかっていた
たぶん北川さんだ
ようやく話す決意を
してくれたんだろう
千穂はためらいもなく
俺の手を離して
慌てて携帯に出た
真っ赤になった目が
また潤んでいった
『もしもし』
ようやく声を出していた
『私も会いたい』
千穂の口からその
言葉が出た瞬間に
俺は瞳を閉じた
千穂が携帯を切って
俺が目をあけると
千穂が俺を見ていた
『行っておいで。
北川さんが待ってる。
千穂に会いたがってる。ちゃんと話してこいよ。もう泣くなよ』
俺はそう言って
千穂と一緒に部屋を出た
千穂をタクシーに乗せ
俺はゆっくり歩いて帰る
これで良かったんだ
北川さんがちゃんと
千穂に話してくれる事が俺には嬉しかった
目の前で千穂の大切な
人の命が消えていく
それをただ見ている
事しか出来ない俺
どうすればいいのだろう
自然に千穂の手を
握りしめていたけれど
きっと俺の不安が
千穂に伝わっている
千穂は何を思ってる?
助けられない俺を
憎んでいないだろうか
時々訪れる沈黙
かと思えば泣き出す千穂
その繰り返しだった
その時、千穂の携帯が
静かな部屋で鳴った
俺も千穂も相手は
誰だかわかっていた
たぶん北川さんだ
ようやく話す決意を
してくれたんだろう
千穂はためらいもなく
俺の手を離して
慌てて携帯に出た
真っ赤になった目が
また潤んでいった
『もしもし』
ようやく声を出していた
『私も会いたい』
千穂の口からその
言葉が出た瞬間に
俺は瞳を閉じた
千穂が携帯を切って
俺が目をあけると
千穂が俺を見ていた
『行っておいで。
北川さんが待ってる。
千穂に会いたがってる。ちゃんと話してこいよ。もう泣くなよ』
俺はそう言って
千穂と一緒に部屋を出た
千穂をタクシーに乗せ
俺はゆっくり歩いて帰る
これで良かったんだ
北川さんがちゃんと
千穂に話してくれる事が俺には嬉しかった


