愛する女の為に決意した

こんな俺を哀れだと
誰か思うだろうか

俺なりに悩んだ

考えた

仕事も手に
つかないくらいだった

自分で出した結論だから後悔はしない

俺が麻美を
守るって決めたから

だから麻美も
俺の結論に
応えてくれよ

何も気にしないで

麻美も俺を
愛してるんだろ?

麻美の手を握り
麻美が頷くのを待った

とても躊躇って
考えていた麻美

俺の目を真っ直ぐ
見ていた

真っ赤に充血した瞳で
真っ直ぐ俺を見た

そしてゆっくりと
頷いてくれた

そしてまた瞳を潤ませた

俺はそんな麻美の
肩を抱いて
頭をなでた

麻美は俺の胸に
顔をうずめて泣いた