凄くドキドキした。
『おまえあのときすげぇ悲しそうに泣いてたからさ。気になってた。でも今日、宙だっけ?あいつを見て理由が分かったよ。』
響先生がそう言ったとき、あたしの事を気にかけてくれてたんだって分かって凄く嬉しかった。
「…響先生」
…あなたが好きです。
伝えられない想いを飲み込むように言葉を詰まらせて先生の次の言葉を待った。
それなのに…。
『あいつキスが下手だったんだろ?歯でもぶつけたのか?あ、鼻か?低い鼻が益々低くなったらそりゃ泣くわな~。』
…って、何よそれ。あんまりじゃない。
ぶちっ!!
久しぶりにあたしの頭の中のどこかがプツンといったわよ。
ときめきなんてどっかに吹っ飛んでいって、反射的に右手を振り上げると見事に平手は響先生の左腕にヒットした。
バシッという小気味いい音が車内に響く。
『おまえあのときすげぇ悲しそうに泣いてたからさ。気になってた。でも今日、宙だっけ?あいつを見て理由が分かったよ。』
響先生がそう言ったとき、あたしの事を気にかけてくれてたんだって分かって凄く嬉しかった。
「…響先生」
…あなたが好きです。
伝えられない想いを飲み込むように言葉を詰まらせて先生の次の言葉を待った。
それなのに…。
『あいつキスが下手だったんだろ?歯でもぶつけたのか?あ、鼻か?低い鼻が益々低くなったらそりゃ泣くわな~。』
…って、何よそれ。あんまりじゃない。
ぶちっ!!
久しぶりにあたしの頭の中のどこかがプツンといったわよ。
ときめきなんてどっかに吹っ飛んでいって、反射的に右手を振り上げると見事に平手は響先生の左腕にヒットした。
バシッという小気味いい音が車内に響く。



