【長編】Sweet Dentist

「恋の結末は二つ…か。だとしたら、あたしの恋は愛に変わったのかな?」

自分に問うように呟くと、何のことだ?と突然背後から声が掛かった。

鏡越しにニッコリと笑う響さんに、慌てて裸のままの自分を隠そうとバスタオルに手を伸ばす。

でもその手は軽くつかまれて、彼の腕の中へと引き込まれてしまった。

「恥ずかしいならこうしていれば見えないだろう?」

大人の余裕の答えだけれど、あたしにしたら肌が直接触れていることがもっと恥ずかしい。

昨夜の名残を感じる響さんの香りが、心拍数をどんどん上げて触れた部分が熱くなる。

自分の身体が指先まで桜色に染まるのを感じた。