「ありがとう…千茉莉。
おまえはいつだって俺の心が限界になりそうな時に現れて助けてくれる」
「…響先生?」
先生の唇があたしの唇の端に触れる。
直接唇には触れない程度に近い唇の端に…。
直接触れたわけでもない唇から
まるで唇を重ねたような熱い熱を感じる。
「千茉莉はファーストキス…まだだもんな。
ここは一番好きな人の為に取っておいたほうがいいな」
そう言って響先生は想いを残すように一度目を伏せると
スッとあたしから離れていった。
「もう少しここで休んでいろ。いいな?
次の予約が最後だから…終わったら送っていく」
そう言って自分の着ていた白衣をそっとあたしにかけてから、診療台を倒し、横になれる様に気遣ってくれた。
そんな優しさが切なくて…
先生の本当の姿に触れたような気がした。
おまえはいつだって俺の心が限界になりそうな時に現れて助けてくれる」
「…響先生?」
先生の唇があたしの唇の端に触れる。
直接唇には触れない程度に近い唇の端に…。
直接触れたわけでもない唇から
まるで唇を重ねたような熱い熱を感じる。
「千茉莉はファーストキス…まだだもんな。
ここは一番好きな人の為に取っておいたほうがいいな」
そう言って響先生は想いを残すように一度目を伏せると
スッとあたしから離れていった。
「もう少しここで休んでいろ。いいな?
次の予約が最後だから…終わったら送っていく」
そう言って自分の着ていた白衣をそっとあたしにかけてから、診療台を倒し、横になれる様に気遣ってくれた。
そんな優しさが切なくて…
先生の本当の姿に触れたような気がした。



