誰もがとても幸せだった。
アリスさんを囲んでとても穏やかな家族の時間が過ぎていく。
公爵も公爵夫人もアンソニーさんも、今迄で一番幸せなパーティだと、嬉しそうに語った。
お父さんも響さんとのすれ違った気持ちを修復できて、これまでで一番晴れやかな気持ちだと微笑んだ。
そして響さんは…
ようやく知った本当の家族の温かさを噛み締めているようだった。
あたし達はアリスさんの強い願いに呼び寄せられたのかもしれないと思っていた。
それはきっと間違いではなかったのだと思う。
アリスさんはきっと皆がこうして一緒に幸せに笑う姿を見たかったんだと思う。
深い深い眠りの中から、ずっと祈り続けて、ここに響さんを引き寄せたのだと思う。
あたしと響さんが出逢い、惹かれあったのは、きっと運命だった。
こうして皆を幸せに導く為の、必然の出逢いだったんだと思う。



