お父さんがお二人にあたし達を紹介すると、公爵と響さんは硬い握手を交わし、公爵夫人は「ずっと会いたかった」と言って響さんを抱きしめ泣き出してしまった。
驚いたように目を見開いて夫人を抱きしめ返した響さんは…
一瞬の間のあと、ゆっくりとその表情を和らげていった。
その表情はとても幸せそうで…
彼は大切な家族の絆をもう一度取り戻しつつある事を感じた。
響さんがゆっくりと家族に馴染んでいく姿に、その場の空気が更に暖かくなった気がして、あたしはとても嬉しかった。
「最初からこんな予定じゃなかったんだぞ?
ただ響が誕生日に婚約者を連れて来るから今夜のパーティには遅れると連絡したら、レクシデュール公爵がどうしても一緒にお祝いしてやりたいと言って…」
「一緒にお祝いって…この家の娘さんの誕生パーティなんだろう?
俺のお祝いと一緒にするなんて失礼だろう?」
「いや…むしろお前が居たほうが彼女も喜ぶよ。
…お前もアリスの誕生日を祝ってやってくれないか?」
「母さんの…誕生日? 今日が?」
驚いたように目を見開いて夫人を抱きしめ返した響さんは…
一瞬の間のあと、ゆっくりとその表情を和らげていった。
その表情はとても幸せそうで…
彼は大切な家族の絆をもう一度取り戻しつつある事を感じた。
響さんがゆっくりと家族に馴染んでいく姿に、その場の空気が更に暖かくなった気がして、あたしはとても嬉しかった。
「最初からこんな予定じゃなかったんだぞ?
ただ響が誕生日に婚約者を連れて来るから今夜のパーティには遅れると連絡したら、レクシデュール公爵がどうしても一緒にお祝いしてやりたいと言って…」
「一緒にお祝いって…この家の娘さんの誕生パーティなんだろう?
俺のお祝いと一緒にするなんて失礼だろう?」
「いや…むしろお前が居たほうが彼女も喜ぶよ。
…お前もアリスの誕生日を祝ってやってくれないか?」
「母さんの…誕生日? 今日が?」



