ポケットの中でカサリと音をたてるメモを取り出し、暫し見つめる。
響さんがバスルームにいることを確認してからガバッと起き上がると、電話へと歩み寄り受話器を取り上げた。
外国で電話をかけるなんて初めての事。
英語が上手く通じるかも不安で、心臓が豪快に躍っている。
だけど、これだけは響さんに頼るわけにはいかなかった。
響さんには申し訳ないけれど、1時間で戻るとメモを残し、あたしは部屋を出た。
『【アムール】のロンドン店を見学してきます。シャルルさんも一緒なので心配しないでね。約束の時間の前には戻ります』
バスルームから出てきて心配している彼が目に浮かんだ。
【アムール】はシャルルさんたちセロン兄弟で経営しているお店の名前で、世界の主要都市に支店がある。
響さんにはロンドンに滞在中に見学する予定だとは言ってあったけれど、まさか到着したその日にあたしが動くとは思っていなかっただろう。
だけど、あたしにはどうしても今行かなければならない理由があった。
響さんがバスルームにいることを確認してからガバッと起き上がると、電話へと歩み寄り受話器を取り上げた。
外国で電話をかけるなんて初めての事。
英語が上手く通じるかも不安で、心臓が豪快に躍っている。
だけど、これだけは響さんに頼るわけにはいかなかった。
響さんには申し訳ないけれど、1時間で戻るとメモを残し、あたしは部屋を出た。
『【アムール】のロンドン店を見学してきます。シャルルさんも一緒なので心配しないでね。約束の時間の前には戻ります』
バスルームから出てきて心配している彼が目に浮かんだ。
【アムール】はシャルルさんたちセロン兄弟で経営しているお店の名前で、世界の主要都市に支店がある。
響さんにはロンドンに滞在中に見学する予定だとは言ってあったけれど、まさか到着したその日にあたしが動くとは思っていなかっただろう。
だけど、あたしにはどうしても今行かなければならない理由があった。



