先ほどのクッキーは、パパが初めて挨拶に行った時に頂いたもので、その美味しさにパパはとても感激したのだそうだ。
色んなお菓子でもてなしてくれるアリスさんだったが、このクッキーは帰り際、ほぼ毎回お土産に持たされた。
その理由が
『【響坊や】が毎日のようにママにオネダリをして作ってもらっていた大好物だったから』
だそうだ。
パパが響さんの為にクッキーを選んだ理由はそこにあったらしい。
なんだか微笑ましいエピソードに、頬が緩んで幸せな気分になったが、響さんは【響坊や】と呼ばれたことが恥ずかしかったのか、そっぽを向くと、黙ってクッキーをもう一つ口に運んだ。
ゆっくりと何かを思い出すように目を閉じる。
きっとおぼろげな記憶を必死に辿って、お母さんの姿を思い出そうとしているのだと思った。
色んなお菓子でもてなしてくれるアリスさんだったが、このクッキーは帰り際、ほぼ毎回お土産に持たされた。
その理由が
『【響坊や】が毎日のようにママにオネダリをして作ってもらっていた大好物だったから』
だそうだ。
パパが響さんの為にクッキーを選んだ理由はそこにあったらしい。
なんだか微笑ましいエピソードに、頬が緩んで幸せな気分になったが、響さんは【響坊や】と呼ばれたことが恥ずかしかったのか、そっぽを向くと、黙ってクッキーをもう一つ口に運んだ。
ゆっくりと何かを思い出すように目を閉じる。
きっとおぼろげな記憶を必死に辿って、お母さんの姿を思い出そうとしているのだと思った。



