【長編】Sweet Dentist

すっかり雰囲気が和み食事もほぼ終わりかけた頃、あたしは留学の話を切り出そうと居住まいを正した。

響さんもそれに気付き、きちんと座りなおす。

パパもそれを察知したのかビールを取り上げ響さんに勧めようとした。

少しでも話を先延ばししたいのか、それとも酔わせて誤魔化してしまいたいのか。

車だからと断っても、半ば無理やりグラスを持たされ、困った顔の響さん。

「あとで代行頼むな?」と、諦めた調子でぼやき、あたしは溜息をつきながらジュースに口をつけた。

その時―…

テンションの高いママが、本日最大の爆弾発言をした。