「今日で治療は終わりだから…」
いつものように診療台に座ると響先生はぶっきらぼうに言った。
なんだかいつもより機嫌が悪いみたい。
終わり…。やっと治療から解放されるんだ。……でも…
「よかったな」
そう言われて何だかヘンな気分になる。
何だろうこの気持ち。淋しいなんておかしいじゃない。
やっとこのヘンタイ横暴医者からも解放されるのよ?
何を考えてるの。もう会えないのかな…なんて。
それじゃまるであたしが響先生を好きみたいじゃない。
……え…
す…き…?
やだ、まさかね?
ちょっと先生の髪の色や瞳の色が初恋の人に似ているからって
それはないよ。
ちょっとした勘違い。
そう、初恋の男性にほんの少し面影が似ているから…。
いつものように診療台に座ると響先生はぶっきらぼうに言った。
なんだかいつもより機嫌が悪いみたい。
終わり…。やっと治療から解放されるんだ。……でも…
「よかったな」
そう言われて何だかヘンな気分になる。
何だろうこの気持ち。淋しいなんておかしいじゃない。
やっとこのヘンタイ横暴医者からも解放されるのよ?
何を考えてるの。もう会えないのかな…なんて。
それじゃまるであたしが響先生を好きみたいじゃない。
……え…
す…き…?
やだ、まさかね?
ちょっと先生の髪の色や瞳の色が初恋の人に似ているからって
それはないよ。
ちょっとした勘違い。
そう、初恋の男性にほんの少し面影が似ているから…。



