マイクを通した冷静な声に、会場のざわめきがピタリと止んだ。
同時に咳払い一つ許されないような静寂が訪れる。
静まり返った会場に、彼の声はマイクなど必要ないほど大きく響いた。
「…ですが、この大会の審査方法に基づいた結果は屈返せません。
残念ですが受賞を辞退されても神崎さんが3位入賞することは無いのです」
「どうしてですか?
誰が考えてもおかしいでしょう?
彼女の才能はあの場にいた私達の誰もが感じました。
プロである審査員の方に解らないなんて…」
「解らなかったなど、一言も言っていませんよ」
ニッコリと唇の端をあげると、冷たい瞳に僅かに温かさが宿る。
だが俺はその笑みに
何か含みを感じた気がしてザワリと肌が粟立った。
同時に咳払い一つ許されないような静寂が訪れる。
静まり返った会場に、彼の声はマイクなど必要ないほど大きく響いた。
「…ですが、この大会の審査方法に基づいた結果は屈返せません。
残念ですが受賞を辞退されても神崎さんが3位入賞することは無いのです」
「どうしてですか?
誰が考えてもおかしいでしょう?
彼女の才能はあの場にいた私達の誰もが感じました。
プロである審査員の方に解らないなんて…」
「解らなかったなど、一言も言っていませんよ」
ニッコリと唇の端をあげると、冷たい瞳に僅かに温かさが宿る。
だが俺はその笑みに
何か含みを感じた気がしてザワリと肌が粟立った。



