来てくれたんだ。 その事実だけで、胸に溜まった幸せの『想い』が今までに無いほどに膨らんでいく。 雲ひとつ無い晴れ渡った空のように、心も身体も軽い。 まるで幸福の羽が生えた様な感覚だった。 神経が細部まで研ぎ澄まされて、溢れんばかりの幸福感があたしを包み込む。 そう…この感覚。 今のあたしならきっと創る事ができる。 沢山の人を幸せにできるお菓子を。 あたしを愛してくれる全ての人を幸せするお菓子を。 そして誰よりも―… 響さん… あなたを幸せに導くお菓子を―…。