【長編】Sweet Dentist


あなたが好き。

切なくて苦しいほどに好き。

愛しくて壊れてしまいそうなほどに好き。

込み上げてくる想いを伝える術も、それに相応しい言葉も、あたしは知らない。

だけどそれをお菓子で表現することはできるから…

あたしにしか出来ない形であなたに伝えたい。

響さんへの溢れんばかりの気持ちを抱きしめる。

『想い』が大きすぎて胸が痛いほど熱くなる。


― その瞬間―…


瞼の裏に初めて出逢った日の情景が広がった。