修学旅行のように、友達の恋バナに花を咲かせたり、宙の噂話をしたりして過ごしたおかげか、昨夜はリラックスして良く眠れた。
大会当日の今朝は、昨日までの緊張が嘘のようにスッキリと目覚めることが出来て、あたしの心は大会前とは思えないほどにとても穏やかだった。
その代わり…と言っていいのだろうか?
空はあたしの分まで緊張してしまったように、ガチガチになっていた。
「空、大丈夫?」
「千茉莉はどうしてそんなに落ち着いていられるの?
全国から三次審査までを潜り抜けてきた兵(つわもの)が集まるんだよ?
しかも人前で審査されながら時間内で課題のお菓子を作るなんて…
胃が痛くて…本当に倒れちゃうよ」
空は眩暈を起こしたように、グラッとよろける仕草をしてみせた。
そのオーバーな仕草が先日の響さんに重なって、思わず思い切り噴き出してしまった。
大会当日の今朝は、昨日までの緊張が嘘のようにスッキリと目覚めることが出来て、あたしの心は大会前とは思えないほどにとても穏やかだった。
その代わり…と言っていいのだろうか?
空はあたしの分まで緊張してしまったように、ガチガチになっていた。
「空、大丈夫?」
「千茉莉はどうしてそんなに落ち着いていられるの?
全国から三次審査までを潜り抜けてきた兵(つわもの)が集まるんだよ?
しかも人前で審査されながら時間内で課題のお菓子を作るなんて…
胃が痛くて…本当に倒れちゃうよ」
空は眩暈を起こしたように、グラッとよろける仕草をしてみせた。
そのオーバーな仕草が先日の響さんに重なって、思わず思い切り噴き出してしまった。



