「まぁ、そのうち本当に俺と一緒になっても良いと思ってくれたら、そのときは絶対に離さないけどな? 今の千茉莉にはもっと成すべきことがあるだろ?」
「成すべきこと?」
「来月のなんとかって大会で優勝して留学するんだろう? 今日のウェディングケーキも凄く好評だったし、自信ついたんじゃないか?」
「あ…うん。皆が幸せそうに食べてくれていて凄く嬉しかった。この調子で大会も頑張らなくちゃね」
「そう言えば亜希がさ、今日のケーキを食って、やっぱり千茉莉は才能があるって言ってたぞ? おまえ…亜希からの留学の誘いを断ったんだって? すげぇ良い話らしいのに何でだ?」
「あ…うん。だって今のあたしじゃ…やっぱり行けないから」
「…どういう意味だ?」
「まだ自信がないの。自分のお菓子が人を幸せに出来るって…少し前までは絶対的な自信とパワーがあったの。でもそれはあたしの驕りだったって気がついたの」
「驕り?」
「成すべきこと?」
「来月のなんとかって大会で優勝して留学するんだろう? 今日のウェディングケーキも凄く好評だったし、自信ついたんじゃないか?」
「あ…うん。皆が幸せそうに食べてくれていて凄く嬉しかった。この調子で大会も頑張らなくちゃね」
「そう言えば亜希がさ、今日のケーキを食って、やっぱり千茉莉は才能があるって言ってたぞ? おまえ…亜希からの留学の誘いを断ったんだって? すげぇ良い話らしいのに何でだ?」
「あ…うん。だって今のあたしじゃ…やっぱり行けないから」
「…どういう意味だ?」
「まだ自信がないの。自分のお菓子が人を幸せに出来るって…少し前までは絶対的な自信とパワーがあったの。でもそれはあたしの驕りだったって気がついたの」
「驕り?」



