【長編】Sweet Dentist

「あたし達はそんなんじゃない。先生をそんな目で見ているなんて…先生を侮辱するにも程があるわ。絶対に許せない!あなたは先生に相応しくありません。」

あたしの言葉に真由美さんは一瞬言葉を失い顔色を変えた。

「先生はあなたとなんて結婚しないわ。先生はあなたと食事に行くなんて一言も言っていなかった。それに、あなたと婚約もしていない。あなたの言っている事は嘘と先生を侮辱する言葉ばかり。」

あたしは怒りを込めて彼女を睨みつけた。

人差し指に全身の怒りを集中するように振り下ろし、ビッと彼女を真っ直ぐに指差すと怒りを込めた言葉を投げつける。

凛とした声がマンションの通路に響き渡った。

「響先生に近寄らないで!あなたが響先生を傷つけるならあたしは全力で護ってみせる。彼をこれ以上傷つけて追い詰めるのはやめて!
二度と彼に近付かないで!
あなたは彼に相応しくなんか無い。お金がどれだけあったって、彼を本気で愛していないあなたになんか、響先生と結婚する資格なんてありません。」

怒りで青ざめワナワナと震えている真由美さんを、激しく睨みつける。

それが響先生の心であるかのように、全身から彼女を拒絶するオーラが滲み出てくるのが解った。