「お兄ちゃん、遅いわよ!何処へ行っていたの?待っていたのに…
あれ?千茉莉ちゃん達と一緒なの?」
聖良ちゃん?
…お兄さんって、ああそうか。
どこかで会った気がしたのは聖良ちゃんに似ていたせいか。
ようやく波立つ気持ちが落ち着きを取り戻し、冷静になった俺は改めて挨拶をした。
「初めまして、安原 響です」
「聖良の兄の蓮見 聖です。妹夫婦がいつも世話になっているらしいね」
「世話をするって程じゃ…」
「龍也の数少ない心を許せる友人だろう?これからも龍也の力になってやって欲しい。あいつには支えになってくれる人間が必要だ。…今の立場なら尚更だ。わかるだろう?」
「…わかりますよ。龍也とはガキの頃からの親友ですからね。いつだって何かあれば飛んでいきますよ」
「クスッ、頼りになる親友を持ったな、龍也は。…あいつをよろしく」
瞳を細めて安堵したように笑う蓮見さんに、余り人に心を開かない龍也が兄のように慕っている理由を垣間見た気がした。
「…蓮見さんは俺のこと、龍也と聖良ちゃんから聞いて知っていたんですね?」
「ああ、それもある」
…それもある?
まだ何かあるのか?
そう思ったとき、背後から聞こえた声に驚き振り返った。
「遅い!やっと来てくれたの?もう演奏は終わっちゃったわよ」
拗ねたような亜希の声。
懐かしいその微笑みは真っ直ぐに蓮見さんに注がれていた。
あれ?千茉莉ちゃん達と一緒なの?」
聖良ちゃん?
…お兄さんって、ああそうか。
どこかで会った気がしたのは聖良ちゃんに似ていたせいか。
ようやく波立つ気持ちが落ち着きを取り戻し、冷静になった俺は改めて挨拶をした。
「初めまして、安原 響です」
「聖良の兄の蓮見 聖です。妹夫婦がいつも世話になっているらしいね」
「世話をするって程じゃ…」
「龍也の数少ない心を許せる友人だろう?これからも龍也の力になってやって欲しい。あいつには支えになってくれる人間が必要だ。…今の立場なら尚更だ。わかるだろう?」
「…わかりますよ。龍也とはガキの頃からの親友ですからね。いつだって何かあれば飛んでいきますよ」
「クスッ、頼りになる親友を持ったな、龍也は。…あいつをよろしく」
瞳を細めて安堵したように笑う蓮見さんに、余り人に心を開かない龍也が兄のように慕っている理由を垣間見た気がした。
「…蓮見さんは俺のこと、龍也と聖良ちゃんから聞いて知っていたんですね?」
「ああ、それもある」
…それもある?
まだ何かあるのか?
そう思ったとき、背後から聞こえた声に驚き振り返った。
「遅い!やっと来てくれたの?もう演奏は終わっちゃったわよ」
拗ねたような亜希の声。
懐かしいその微笑みは真っ直ぐに蓮見さんに注がれていた。



