「龍也の言う事は気にするな。社長業って言うのは精神的に疲れるから幻聴を聴くんだよ」
「そんなに大変なお仕事なの?」
「ああ、おまえも知ってるくらいのでかい会社だからな。ワイドショーなんかでも騒がれた事あるからおまえでも知ってるんじゃないか?正体不明の春日グループ総裁ってな」
「あ!知ってる。確か傾きかけていた幾つかの会社を短期間で立て直して春日グループの総裁に抜擢された凄腕の人ですよね。どんな行事でも絶対に表に出ないから名前も顔も誰も知らない…って、まさか龍也さんが?」
「そう、こいつ絶対表には出ないからさ。誰もこんなに若いヤツが総裁だなんて思わないよな」
驚いて龍也さんを見ると、何でもないことのようにフンと鼻を鳴らして、冷たい流し目を響先生に送っている。
「響。俺を見損なうな。春日の名前でおかしくなるような俺じゃねぇって。俺の事に話を振って誤魔化してんじゃねぇよ。おまえこそ自分の気持ちを認めろよな」
「バカ言ってんじゃねぇよ。何でみんなして俺を犯罪者にしたいんだよ。千茉莉は高校生だろう?」
…聞くに堪えなかった。
みんなが響先生とあたしを何とかくっつけようとして、響先生が困っている。
そんな先生を見たくなかった。
「そんなに大変なお仕事なの?」
「ああ、おまえも知ってるくらいのでかい会社だからな。ワイドショーなんかでも騒がれた事あるからおまえでも知ってるんじゃないか?正体不明の春日グループ総裁ってな」
「あ!知ってる。確か傾きかけていた幾つかの会社を短期間で立て直して春日グループの総裁に抜擢された凄腕の人ですよね。どんな行事でも絶対に表に出ないから名前も顔も誰も知らない…って、まさか龍也さんが?」
「そう、こいつ絶対表には出ないからさ。誰もこんなに若いヤツが総裁だなんて思わないよな」
驚いて龍也さんを見ると、何でもないことのようにフンと鼻を鳴らして、冷たい流し目を響先生に送っている。
「響。俺を見損なうな。春日の名前でおかしくなるような俺じゃねぇって。俺の事に話を振って誤魔化してんじゃねぇよ。おまえこそ自分の気持ちを認めろよな」
「バカ言ってんじゃねぇよ。何でみんなして俺を犯罪者にしたいんだよ。千茉莉は高校生だろう?」
…聞くに堪えなかった。
みんなが響先生とあたしを何とかくっつけようとして、響先生が困っている。
そんな先生を見たくなかった。



