リサイタル会場へ行くと杏先生と暁さんがいてあたし達を迎えてくれた。
杏先生はあたしのドレスにとても驚いていたみたいだった。
「千茉莉ちゃん…素敵ねぇ。スタイルがいいから何を着ても似合うのね。こんなに大人っぽくなって、高校生にはとても見えないわよ」
そう言って微笑む杏先生はおなか周りをゆったりと余裕をもたせたふんわりした白いドレスを身に纏っている。
春には初めての赤ちゃんが生まれる杏先生は安定期に入ってようやく悪阻も治まったそうだ。それでも締め付けるとまだ気分が悪くなるらしい。
今日は随分顔色もいいみたいで体調が良いことが伺われる。
暁さんがすごく機嫌がいいのはそのせいかもしれない。
暁さんはお医者様だからだろうか、杏先生の体調にはことのほか神経を使っているらしい。
特に妊娠が判ってからは、何をするにも付いてくる程心配性で困ると、杏先生がノロケている位だ。
本当に仲のいい夫婦だと思う。
その暁さんが相変わらず綺麗な顔でニッコリとあたしに笑いかけ、とても優雅な仕草でスッと耳元まで屈みこむと、あたしにだけ聞こえる小さな声で囁いた。
「響とは上手くやってるの?あいつ告白した?」
予想もしなかったその言葉に、顔が熱くなり耳まで真っ赤になりながら、プルプルと顔を振って否定する。
どうして聖良さんといい暁さんといい、響先生があたしを好きだなんて言うんだろう。
そんなの考えすぎなのに…。
杏先生はあたしのドレスにとても驚いていたみたいだった。
「千茉莉ちゃん…素敵ねぇ。スタイルがいいから何を着ても似合うのね。こんなに大人っぽくなって、高校生にはとても見えないわよ」
そう言って微笑む杏先生はおなか周りをゆったりと余裕をもたせたふんわりした白いドレスを身に纏っている。
春には初めての赤ちゃんが生まれる杏先生は安定期に入ってようやく悪阻も治まったそうだ。それでも締め付けるとまだ気分が悪くなるらしい。
今日は随分顔色もいいみたいで体調が良いことが伺われる。
暁さんがすごく機嫌がいいのはそのせいかもしれない。
暁さんはお医者様だからだろうか、杏先生の体調にはことのほか神経を使っているらしい。
特に妊娠が判ってからは、何をするにも付いてくる程心配性で困ると、杏先生がノロケている位だ。
本当に仲のいい夫婦だと思う。
その暁さんが相変わらず綺麗な顔でニッコリとあたしに笑いかけ、とても優雅な仕草でスッと耳元まで屈みこむと、あたしにだけ聞こえる小さな声で囁いた。
「響とは上手くやってるの?あいつ告白した?」
予想もしなかったその言葉に、顔が熱くなり耳まで真っ赤になりながら、プルプルと顔を振って否定する。
どうして聖良さんといい暁さんといい、響先生があたしを好きだなんて言うんだろう。
そんなの考えすぎなのに…。



