「響先輩。どうかしら?千茉莉ちゃんとっても綺麗になったわよ」
奥の部屋から出てきた千茉莉を見て、唖然とした。
女って…こんなに変わるものなのか?
どう見ても高校生になんて見えない。
緩くアップにした髪から除く細い首は、後れ毛が艶っぽさを添えて色香を放っている。
潤んだように見つめる瞳はいつもの千茉莉のそれであって、そうではなかった。
何もかもが大人の女の仕草だった。
指の動かし方一つ。
話すときの唇の赤までがいつもの千茉莉ではなかった。
その微笑み一つで誰もが魅了される。
その仕草一つで誰もが視線を注ぎたくなる
その紅く縁取られた形の良い唇が、禁断の果実に見えるのは、決して俺だけでは無いと思う。
ヒールの高い靴を履いた千茉莉は、聖良ちゃんにエスコートされるように手を引かれて恐る恐る歩いている。
「こっ…こわいですよ。こんな不安定なヒール」
「大丈夫よ。ほら胸をしゃんと張って…千茉莉ちゃんは誰よりも綺麗よ。自信を持って。
響先輩エスコートお願いしますね」
「あ…ああ。千茉莉行くぞ」
潤んで光る千茉莉の瞳に、吸い寄せられるように手を伸ばすと、遠慮がち差し出された手を取り引き寄せる。
よろける千茉莉の腰を取り、導くように歩き出した。
「綺麗だよ。千茉莉」
自分でも思いがけないほど優しい声で自然にそう言っている事に驚いた。
今夜だけは千茉莉は俺だけのものだ。と、嬉しく思っている自分がいる。
蕾が大輪の華を咲かせた今夜、おまえの手を取って歩く男が俺である事を誇らしく思うよ。
「響先輩ったら…自分の気持ちに気付いていないわけでもないでしょうに…。ハッキリしてあげれば良いのに」
聖良ちゃんが呟いた言葉は俺には聞こえていなかった
俺の意識のすべては千茉莉に注がれてしまっていたから
奥の部屋から出てきた千茉莉を見て、唖然とした。
女って…こんなに変わるものなのか?
どう見ても高校生になんて見えない。
緩くアップにした髪から除く細い首は、後れ毛が艶っぽさを添えて色香を放っている。
潤んだように見つめる瞳はいつもの千茉莉のそれであって、そうではなかった。
何もかもが大人の女の仕草だった。
指の動かし方一つ。
話すときの唇の赤までがいつもの千茉莉ではなかった。
その微笑み一つで誰もが魅了される。
その仕草一つで誰もが視線を注ぎたくなる
その紅く縁取られた形の良い唇が、禁断の果実に見えるのは、決して俺だけでは無いと思う。
ヒールの高い靴を履いた千茉莉は、聖良ちゃんにエスコートされるように手を引かれて恐る恐る歩いている。
「こっ…こわいですよ。こんな不安定なヒール」
「大丈夫よ。ほら胸をしゃんと張って…千茉莉ちゃんは誰よりも綺麗よ。自信を持って。
響先輩エスコートお願いしますね」
「あ…ああ。千茉莉行くぞ」
潤んで光る千茉莉の瞳に、吸い寄せられるように手を伸ばすと、遠慮がち差し出された手を取り引き寄せる。
よろける千茉莉の腰を取り、導くように歩き出した。
「綺麗だよ。千茉莉」
自分でも思いがけないほど優しい声で自然にそう言っている事に驚いた。
今夜だけは千茉莉は俺だけのものだ。と、嬉しく思っている自分がいる。
蕾が大輪の華を咲かせた今夜、おまえの手を取って歩く男が俺である事を誇らしく思うよ。
「響先輩ったら…自分の気持ちに気付いていないわけでもないでしょうに…。ハッキリしてあげれば良いのに」
聖良ちゃんが呟いた言葉は俺には聞こえていなかった
俺の意識のすべては千茉莉に注がれてしまっていたから



