「ハイ…っていうか付き合っている訳じゃないですし」
「まだ、告白もされてないの?
でも、先輩が自分からあたしに誰かを紹介するなんて今までに無かった事だし、こんなふうに何かをプレゼントするなんて事もあたしの知っている限りでは無いことよ」
「響先生にしたらあたしはただの患者です。杏先生に紹介されたから仕方なく治療してくれただけで…」
「そんなこと無いと思うわよ。千茉莉ちゃんは響先輩のこと嫌いなの?」
「そんなことは…」
「好きなんでしょ?大丈夫よ。きっと先輩もあなたを好きだから。もう少し待っていて御覧なさい。きっと響先輩も心の整理をつけて近いうちに動く筈よ」
「そんなこと無いです。響先生は…亜希さんが好きなんです。さっきあたしそう言われたの。あたしが亜希さんに似ているから気になるって」
「そう?じゃあその気持ちが本当かどうかすぐに気付くわよ。今夜のリサイタルでね」
「…あたしなんて子供過ぎて恋愛対象になんてなりませんよ」
「…まったく罪作りよね。こんなにかわいい千茉莉ちゃんを悩ませるなんて」
呆れたように溜息をつく聖良さんに曖昧に笑ってみせる。
聖良さんは響先生があたしを好きだって勘違いしているみたいだ。
…そんな事ありえないのに。
「さあ、素敵になったわ、誰が見てもあなたは立派なレディーよ。
誰も高校生なんて思わないでしょうね。
響先輩きっと驚くわよ。早く見せてあげましょう♪」
嬉しそうにイソイソと部屋から出て行く聖良さんを鏡越しに確認してから、自分をもう一度見つめなおす。
淡い桜色の大人っぽいドレスに身を包んだ、いつもより大人に見えるあたしがそこにいた。
響先生。あたし、綺麗になった?
あなたの瞳にあたしはどう映りますか?
「まだ、告白もされてないの?
でも、先輩が自分からあたしに誰かを紹介するなんて今までに無かった事だし、こんなふうに何かをプレゼントするなんて事もあたしの知っている限りでは無いことよ」
「響先生にしたらあたしはただの患者です。杏先生に紹介されたから仕方なく治療してくれただけで…」
「そんなこと無いと思うわよ。千茉莉ちゃんは響先輩のこと嫌いなの?」
「そんなことは…」
「好きなんでしょ?大丈夫よ。きっと先輩もあなたを好きだから。もう少し待っていて御覧なさい。きっと響先輩も心の整理をつけて近いうちに動く筈よ」
「そんなこと無いです。響先生は…亜希さんが好きなんです。さっきあたしそう言われたの。あたしが亜希さんに似ているから気になるって」
「そう?じゃあその気持ちが本当かどうかすぐに気付くわよ。今夜のリサイタルでね」
「…あたしなんて子供過ぎて恋愛対象になんてなりませんよ」
「…まったく罪作りよね。こんなにかわいい千茉莉ちゃんを悩ませるなんて」
呆れたように溜息をつく聖良さんに曖昧に笑ってみせる。
聖良さんは響先生があたしを好きだって勘違いしているみたいだ。
…そんな事ありえないのに。
「さあ、素敵になったわ、誰が見てもあなたは立派なレディーよ。
誰も高校生なんて思わないでしょうね。
響先輩きっと驚くわよ。早く見せてあげましょう♪」
嬉しそうにイソイソと部屋から出て行く聖良さんを鏡越しに確認してから、自分をもう一度見つめなおす。
淡い桜色の大人っぽいドレスに身を包んだ、いつもより大人に見えるあたしがそこにいた。
響先生。あたし、綺麗になった?
あなたの瞳にあたしはどう映りますか?



