「そんな大切な事あたしに先に話しちゃっていいんですか?」
「ええ、だって今のあたし達があるのは千茉莉ちゃんのおかげですもの」
「…あたし?」
「千茉莉ちゃんのお菓子には凄いパワーがあるわね。
…ずっと前にね、あたしがとても辛い気持ちでいたときに千茉莉ちゃんのお菓子を食べた事があるの」
…あたしのお菓子を聖良さんが?
「初めて杏ちゃんに会った日に、千茉莉ちゃんケーキをあげたの覚えている?」
それは覚えている。初めて家庭教師に来るお姉さんと仲良くなりたくて、ケーキを焼いてプレゼントしたんだ。あの時杏先生は凄く驚いて喜んでくれたんだっけ。
「あたしね、その日杏ちゃんに会ったの。その時に千茉莉ちゃんの作ったケーキを頂いたのよ」
「うわあ、凄い偶然ですね」
「偶然かしらね?あたしは今でも運命だったと思っているわ。
その頃あたしは龍也さんからプロポーズされていて…実は別れることも考えていた時期だったの。
でも千茉莉ちゃんのケーキを食べて色んな懐かしい思い出が溢れてきてね、涙が止まらなくなっちゃって…。
一緒に生きていこうって決心したのよ」
信じられなかった。
自分のお菓子が知らないところで人の人生に大きな影響を与えていたなんて。
「もし、あの日千茉莉ちゃんが杏ちゃんにケーキをプレゼントしなかったら…
もし、あの日あたしがそれを口にすることがなかったら…
今のあたしは無かったわ」
胸が震えるような感動があたしを包んでいた。
あたしのお菓子が誰かを幸せにすることが出来た。
その事実が嬉しくて…。
「だからね、千茉莉ちゃんさえ嫌でなければあたしたちのウェディングケーキはあなたに作ってもらいたいのよ。
無理を言うつもりは無いけれど、あたしにとっては千茉莉ちゃんのケーキは特別な思いがあるの」
「ええ、だって今のあたし達があるのは千茉莉ちゃんのおかげですもの」
「…あたし?」
「千茉莉ちゃんのお菓子には凄いパワーがあるわね。
…ずっと前にね、あたしがとても辛い気持ちでいたときに千茉莉ちゃんのお菓子を食べた事があるの」
…あたしのお菓子を聖良さんが?
「初めて杏ちゃんに会った日に、千茉莉ちゃんケーキをあげたの覚えている?」
それは覚えている。初めて家庭教師に来るお姉さんと仲良くなりたくて、ケーキを焼いてプレゼントしたんだ。あの時杏先生は凄く驚いて喜んでくれたんだっけ。
「あたしね、その日杏ちゃんに会ったの。その時に千茉莉ちゃんの作ったケーキを頂いたのよ」
「うわあ、凄い偶然ですね」
「偶然かしらね?あたしは今でも運命だったと思っているわ。
その頃あたしは龍也さんからプロポーズされていて…実は別れることも考えていた時期だったの。
でも千茉莉ちゃんのケーキを食べて色んな懐かしい思い出が溢れてきてね、涙が止まらなくなっちゃって…。
一緒に生きていこうって決心したのよ」
信じられなかった。
自分のお菓子が知らないところで人の人生に大きな影響を与えていたなんて。
「もし、あの日千茉莉ちゃんが杏ちゃんにケーキをプレゼントしなかったら…
もし、あの日あたしがそれを口にすることがなかったら…
今のあたしは無かったわ」
胸が震えるような感動があたしを包んでいた。
あたしのお菓子が誰かを幸せにすることが出来た。
その事実が嬉しくて…。
「だからね、千茉莉ちゃんさえ嫌でなければあたしたちのウェディングケーキはあなたに作ってもらいたいのよ。
無理を言うつもりは無いけれど、あたしにとっては千茉莉ちゃんのケーキは特別な思いがあるの」



