【長編】Sweet Dentist

響先生を振り返りその理由を問いただそうとした、そのとき。


「…千茉莉ちゃんは細いけど結構胸がありそうね。ちょっとスリーサイズ測ってみても良いかしら?」

聖良さんが言ったその台詞に響先生が反応した。

「ええ?千茉莉って胸でかいのか?細っちいからペチャパイだと思って…ぶっ!」


バァン!!


響先生の顔面にあたしの学生カバンが炸裂した。

あらら、今日は英和と和英の両方の辞典が入っていたんだっけ?さぞ痛かったでしょうに。

「ち~ま~り~!おまえのカバンは凶器かっ!すげぇ重いじゃねぇか。大体店の中に入るのに何でカバンなんか持ち歩いてるんだよ」

「貴重品が入っているんです」

「なら、貴重品だけ出して来いよ」

「…えっち」

「…なんでそうなる」

「女の子のカバンには秘密が入っているんです。簡単に人には見せられません」

「んじゃ、カバンも買ってやるからその凶器はしまってくれ」

先生の言葉に唖然とした。

はいぃ?

何ですって?

カバンも買ってやるってどう言う事よ。


何で響先生はあたしに色々買ってくれたりする訳?