家庭訪問になるとは....
親もいないのに何を話すんだ?
てゆうか家庭訪問って,高校生でもあるんだ。


お風呂に浸かりながらぼんやりと考えていた。
聞かれても話すつもりはないけど...

でもあいつの声のせいで話してしまうかもしれない。
誰にも言ってないことを。
夢や親のことや,学校でのことを。
いつもどうり落ち着いていれば大丈夫なはず。
.....多分。


この日はいろいろなことがあったからだろうか,めずらしく記憶がないまま,次の日ベッドで寝ていた。
目覚めたのは朝11時。
いつもどおり遅刻。

昼休み過ぎてから行こう。
そうすればイザコザに巻き込まれずにすむ....はず。
面倒過ぎるのだ。
例の如く,ゆっくりと準備をしてお昼ご飯をしっかり食べて。
いざ学校に。

そして例の如く,静かに教室に入る。
そうじが終わって6限が始まったばかりだった。