『いや...担任を見かけちゃって。
何かやな予感が。』
『分かった。じゃあ気をつけて"絶対"タクシーで帰れよ。』
よし,店長の許可も得た。

こっそりと店の裏口から帰る。
長居は無用。
会う可能性はまだ十分にある。
早くタクシーを拾って家に帰ってしまおう。


家に着いたときは2時半をまわっていた。
お風呂入ってさっさと寝よう。
湯舟につかりながら,教師ってやつも大変だな,と笑った。
たいした奴でもないのにお世辞言って。
あたしと同じ。
でもあいつはモロ顔に
『てめぇにそんな価値はねぇ』ってでてたっけ。


『同じ教師でもいろいろあるんだねぇ.....』
そんなことを呟きながら明日に備えて寝る。
明日もてんやわんやの1日になりそうだ。