【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~

赤く浮き上がった痕に先輩が一つずつ丁寧にキスをしていく。

乱暴に付けられた時は痛かったけど、

今はまるで傷を癒すかのように優しく唇が触れて、心を溶かすような甘い、甘い感覚があたしを支配する。

全ての痕に、キスをした後、先輩は静かにあたしの肌蹴たブラウスを軽く整えてくれた。

「これ以上聖良のそんな姿見ていたら、今度こそ押し倒しそうだ。」

そう言って笑った顔は本当に優しくて、あたしの大好きないつもの先輩の笑顔に戻っていた。

龍也先輩。あたしね、あなたのその笑顔のためなら…何を捧げてもこわくないよ。