いつの間にかじりじりと壁際に押付けられて逃げ場がなくなっている。
先輩の左手が胸のボタンを外し始めた。
唇の触れる先からチクリと痛みが走って、赤い痕がついた。
ひとつ、ふたつと、留まる所を知らないように、胸元を肌蹴て首筋から胸へかけて花びらを散らすようにどんどん痕は増えていく。
逃げようとしても、強い力で腕に閉じ込めるようにして壁に押付けられてしまう。
こんなの……いやだ。こわいよ
体を引き剥がそうと先輩の胸に手をつき精一杯の力で腕を伸ばしたけれど、手首をつかまれ手動きを封じられてしまった。
「だめだよ。お仕置きだから。」
そう言って先輩は乱暴にあたしの両手を壁に押付けた。怖くて体が震えるのを止める事が出来ない。
「誤解です。あたしは…。」
「聖良は俺が好き?」
「ハイ。」
「暁よりも?」
「もちろんです。暁先輩はそんなんじゃないって龍也先輩だってわかっているんでしょう?意地悪なこと言わないで下さい。」
「俺以外の男見ないって約束して。」
「見てません。」
「今度、他の男に見とれていたら…。抱くから。」
先輩の左手が胸のボタンを外し始めた。
唇の触れる先からチクリと痛みが走って、赤い痕がついた。
ひとつ、ふたつと、留まる所を知らないように、胸元を肌蹴て首筋から胸へかけて花びらを散らすようにどんどん痕は増えていく。
逃げようとしても、強い力で腕に閉じ込めるようにして壁に押付けられてしまう。
こんなの……いやだ。こわいよ
体を引き剥がそうと先輩の胸に手をつき精一杯の力で腕を伸ばしたけれど、手首をつかまれ手動きを封じられてしまった。
「だめだよ。お仕置きだから。」
そう言って先輩は乱暴にあたしの両手を壁に押付けた。怖くて体が震えるのを止める事が出来ない。
「誤解です。あたしは…。」
「聖良は俺が好き?」
「ハイ。」
「暁よりも?」
「もちろんです。暁先輩はそんなんじゃないって龍也先輩だってわかっているんでしょう?意地悪なこと言わないで下さい。」
「俺以外の男見ないって約束して。」
「見てません。」
「今度、他の男に見とれていたら…。抱くから。」



