龍也先輩、すごく怒っているみたい。あたしどうしたらいいんだろう。
暁先輩のこと見とれているって言ったことがよほど気に入らなかったのかな?
「ごめんなさい…。そのっ、あたしべつに暁先輩のことどうとか思っているわけじゃなくて…。誤解させてしまったのだったら謝ります。」
先輩はあたしの言葉を無視するようにメガネを外してポケットに入れると、いきなりあたしを抱き寄せ噛み付くように激しいキスをした。
「ん…っ!せんっ……ぱ…。」
先輩があたしの頬に右手を添え、親指でなぞるようにして頬から首筋へと指をすべらせた。
ぞわっと痺れが走って心臓が暴走を始める。すごく早くドキンドキンとなって胸が大きく上下しているのがわかる。
「んっ…ふぁっ。」
自分では無い様な声が漏れて思わずびくっと反応すると先輩が唇を離してあたしをのぞきこんできた。
怒ったような冷たい目で…。
「こわい?俺の事。」
冷たい声で言うと首筋に唇を寄せてくる。熱い吐息が首筋にかかると一気に肌が粟立った。
「先輩…こわいです。やめてください。」
――― 聖良、好きだ。
先輩の擦れた声が耳元で聞こえるけれど、それすら上手く理解できないでいる。
あたしの耳を甘噛みして息を吹きかけてくる感覚に緊張して体を硬くしてしまう。
ゾクゾクして力は入らないし、立っていられない。声だって、自分の意思とは違うトーンしかでてこない。
「俺以外の男の前でそんな顔みせるなよ。そんな甘い声も出すな。」
「や…ん。耳ダメ。」
「聖良。かわいいよ。もっと聞かせて。もっと甘い声だしてみせて。俺だけの為に。」
「や…です。はずかし…んっ…。」
暁先輩のこと見とれているって言ったことがよほど気に入らなかったのかな?
「ごめんなさい…。そのっ、あたしべつに暁先輩のことどうとか思っているわけじゃなくて…。誤解させてしまったのだったら謝ります。」
先輩はあたしの言葉を無視するようにメガネを外してポケットに入れると、いきなりあたしを抱き寄せ噛み付くように激しいキスをした。
「ん…っ!せんっ……ぱ…。」
先輩があたしの頬に右手を添え、親指でなぞるようにして頬から首筋へと指をすべらせた。
ぞわっと痺れが走って心臓が暴走を始める。すごく早くドキンドキンとなって胸が大きく上下しているのがわかる。
「んっ…ふぁっ。」
自分では無い様な声が漏れて思わずびくっと反応すると先輩が唇を離してあたしをのぞきこんできた。
怒ったような冷たい目で…。
「こわい?俺の事。」
冷たい声で言うと首筋に唇を寄せてくる。熱い吐息が首筋にかかると一気に肌が粟立った。
「先輩…こわいです。やめてください。」
――― 聖良、好きだ。
先輩の擦れた声が耳元で聞こえるけれど、それすら上手く理解できないでいる。
あたしの耳を甘噛みして息を吹きかけてくる感覚に緊張して体を硬くしてしまう。
ゾクゾクして力は入らないし、立っていられない。声だって、自分の意思とは違うトーンしかでてこない。
「俺以外の男の前でそんな顔みせるなよ。そんな甘い声も出すな。」
「や…ん。耳ダメ。」
「聖良。かわいいよ。もっと聞かせて。もっと甘い声だしてみせて。俺だけの為に。」
「や…です。はずかし…んっ…。」



