「いいよ。じゃあキスして。」
「えぇ?」
「好きって言うか、聖良からキスするか…好きなほうを選んでいいよ?」
「そんな…どっちも嫌って言ったら?」
「もちろん押し倒す」
…またですか?ニッコリと笑って言う台詞じゃないですよ。
「この間もそんな事言ってましたよね?」
「そうだったね。じゃあStep Upしなくちゃだね。」
「Step Up?」
「そう、少しずつ教えるって言ったろ。今日すぐに食べる事はしないよ。聖良にはまだ無理だよな。俺が焦って悪かった。心配すんなよ」
……でも、コレくらいいいだろ?
そう言って先輩はあたしをくるりと自分のほうに向けると向き合って、開いた胸元に唇を寄せてきた。
心臓の音が部屋中に響くんじゃないかと思うくらいドキドキしている。絶対に先輩に聞こえてるよね。
チュッと強く吸い上げられてチクリと痛みが走る。
「ん…っ。」
「ほら、聖良の胸に綺麗な花が咲いたよ。」
胸の谷間に近い位置に赤い痕が一つついていた。
「ええ?何これ?真っ赤になってる。」
「クスッ。キスマーク。聖良は俺のものって言う印だよ。」
「キスマーク!コレが?こんなに赤くなるの?」
「そうだよ。聖良は口紅の形みたいのがキスマークだと思っていたんだって?おかしいよな」
「うう…それは、違うってちゃんと教えてもらったもん。」
「でも、そう思っていたんだろ?つい最近まで。」
……言い返せない自分が悔しい。あたしって本当にそう言う事知らないんだよね。
先輩も呆れているんじゃないかな。
「えぇ?」
「好きって言うか、聖良からキスするか…好きなほうを選んでいいよ?」
「そんな…どっちも嫌って言ったら?」
「もちろん押し倒す」
…またですか?ニッコリと笑って言う台詞じゃないですよ。
「この間もそんな事言ってましたよね?」
「そうだったね。じゃあStep Upしなくちゃだね。」
「Step Up?」
「そう、少しずつ教えるって言ったろ。今日すぐに食べる事はしないよ。聖良にはまだ無理だよな。俺が焦って悪かった。心配すんなよ」
……でも、コレくらいいいだろ?
そう言って先輩はあたしをくるりと自分のほうに向けると向き合って、開いた胸元に唇を寄せてきた。
心臓の音が部屋中に響くんじゃないかと思うくらいドキドキしている。絶対に先輩に聞こえてるよね。
チュッと強く吸い上げられてチクリと痛みが走る。
「ん…っ。」
「ほら、聖良の胸に綺麗な花が咲いたよ。」
胸の谷間に近い位置に赤い痕が一つついていた。
「ええ?何これ?真っ赤になってる。」
「クスッ。キスマーク。聖良は俺のものって言う印だよ。」
「キスマーク!コレが?こんなに赤くなるの?」
「そうだよ。聖良は口紅の形みたいのがキスマークだと思っていたんだって?おかしいよな」
「うう…それは、違うってちゃんと教えてもらったもん。」
「でも、そう思っていたんだろ?つい最近まで。」
……言い返せない自分が悔しい。あたしって本当にそう言う事知らないんだよね。
先輩も呆れているんじゃないかな。



