先輩の声が耳に届いた瞬間胸がギュッと鷲掴みにされたような気分だった。
先輩と窓ガラス越しに視線が絡んだ。凄く綺麗な顔で私を見つめてくる。
先輩はガラスにつけていた私の手を包み込んだまま後から私を抱きしめた。
ちょうど自分で自分を抱きしめたような形になる。それだけならいいのだけど…
先輩の吐息が耳に掛かる。背中に先輩の鼓動が伝わってくる。
振り返るように身を少し捩ると左の肩の上に龍也先輩の綺麗な顔が乗っかっていた。
「ねぇ…聖良…だめかな?」
ちっ…近い! 先輩、美形のドアップは心臓に悪いよ。ドキドキどころかバクバクいってる。
「……だめ…です。」
やっと搾り出したあたしの声は擦れていたと思う。先輩の目が凄く色っぽくって強くダメって言えなかった。
「だめ?こんなに聖良のこと好きなのに…。」
「あたしなんかのどこがいいんですか?先輩ならもっと綺麗で素敵な人がいるんじゃないですか。」
自分で言った台詞なのに、何故か傷ついている自分がいた。胸がズキズキと痛む
あたし…いつの間にこんなに先輩のことが好きになったんだろう。
確かにちょっと怖いけど、先輩とならいいかもとか思っている自分もいる。
でも、どうしていいか分からないんだもの。
余りの知識の無さに先輩に呆れられちゃうかもしれない。
先輩と窓ガラス越しに視線が絡んだ。凄く綺麗な顔で私を見つめてくる。
先輩はガラスにつけていた私の手を包み込んだまま後から私を抱きしめた。
ちょうど自分で自分を抱きしめたような形になる。それだけならいいのだけど…
先輩の吐息が耳に掛かる。背中に先輩の鼓動が伝わってくる。
振り返るように身を少し捩ると左の肩の上に龍也先輩の綺麗な顔が乗っかっていた。
「ねぇ…聖良…だめかな?」
ちっ…近い! 先輩、美形のドアップは心臓に悪いよ。ドキドキどころかバクバクいってる。
「……だめ…です。」
やっと搾り出したあたしの声は擦れていたと思う。先輩の目が凄く色っぽくって強くダメって言えなかった。
「だめ?こんなに聖良のこと好きなのに…。」
「あたしなんかのどこがいいんですか?先輩ならもっと綺麗で素敵な人がいるんじゃないですか。」
自分で言った台詞なのに、何故か傷ついている自分がいた。胸がズキズキと痛む
あたし…いつの間にこんなに先輩のことが好きになったんだろう。
確かにちょっと怖いけど、先輩とならいいかもとか思っている自分もいる。
でも、どうしていいか分からないんだもの。
余りの知識の無さに先輩に呆れられちゃうかもしれない。



