佐々木はまさかこんなところから僕らが見ていたなんて思わなかったんだろうな。
まあ、誰も考えないだろうケド…。
あいつの慌てぶりが余りにも面白かったので、気をよくして更にからかいたくなってくる。
こんな危険を伴う場所に上がるリスクを負ったんだ。
それなりに楽しみたいもんな♪
睨んだって聖良の前じゃできる事はたかがしれているだろう?全然怖くないし♪
…って思っていたんだが頭のデキはあいつのほうが上だった。
「信じられねぇ…バカか?おまえら。」
そう言いながら僕達のいる最屋上の下までやってきた佐々木はニッコリと極上の笑みを浮かべた。
見たことの無いような妖艶な笑顔を見せられて男の俺でさえ一瞬ドキッとする。
ぼけっとしている俺達に、次の瞬間いつものあの冷たい仮面をつけたかと思うとあいつはいきなりはしごを外した。
「バ~カ!そこで暫く反省してろ。」
冷たい視線を飛ばしつつ手をヒラヒラ振って、聖良の腕を取ると屋上の出口へと向かう。
おいおいマジかよ?
こんな場所に置き去りにされたら誰も気付いてくれないぞ?
「おい、冗談はよせよ。はしごを戻していけっ!」
「いやだね。そこで頭を冷やしてろ。あ、そうだ。俺達午後からフケるから。誰も助けに来ないだろうし今夜は一晩二人でラブラブに過ごすんだな。
運良く誰かが気付いて助けてくれることを祈っていてやるよ。じゃ~な。」
ニッコリ♪…ってそんな怖いビューティスマイルはいらねぇって。
おまえが綺麗に微笑む時は要注意だってよくわかったよ。
「わ~~!!悪かったっ!!もうしないっ。はしごを戻してくれよ。」
「きゃ~~!!佐々木君ごめんなさい。降ろしてえ。」
「ヤダ」
パタン…
無情にもあいつは僕達を心配する聖良を引きずって屋上から去ってしまった。
やられた…。いくらなんでもここまでやるとは思わなかった。
半泣きの愛子を抱きしめて座り込む。
今晩ここで過ごすのは絶対寒いよなあ…。
まあ、誰も考えないだろうケド…。
あいつの慌てぶりが余りにも面白かったので、気をよくして更にからかいたくなってくる。
こんな危険を伴う場所に上がるリスクを負ったんだ。
それなりに楽しみたいもんな♪
睨んだって聖良の前じゃできる事はたかがしれているだろう?全然怖くないし♪
…って思っていたんだが頭のデキはあいつのほうが上だった。
「信じられねぇ…バカか?おまえら。」
そう言いながら僕達のいる最屋上の下までやってきた佐々木はニッコリと極上の笑みを浮かべた。
見たことの無いような妖艶な笑顔を見せられて男の俺でさえ一瞬ドキッとする。
ぼけっとしている俺達に、次の瞬間いつものあの冷たい仮面をつけたかと思うとあいつはいきなりはしごを外した。
「バ~カ!そこで暫く反省してろ。」
冷たい視線を飛ばしつつ手をヒラヒラ振って、聖良の腕を取ると屋上の出口へと向かう。
おいおいマジかよ?
こんな場所に置き去りにされたら誰も気付いてくれないぞ?
「おい、冗談はよせよ。はしごを戻していけっ!」
「いやだね。そこで頭を冷やしてろ。あ、そうだ。俺達午後からフケるから。誰も助けに来ないだろうし今夜は一晩二人でラブラブに過ごすんだな。
運良く誰かが気付いて助けてくれることを祈っていてやるよ。じゃ~な。」
ニッコリ♪…ってそんな怖いビューティスマイルはいらねぇって。
おまえが綺麗に微笑む時は要注意だってよくわかったよ。
「わ~~!!悪かったっ!!もうしないっ。はしごを戻してくれよ。」
「きゃ~~!!佐々木君ごめんなさい。降ろしてえ。」
「ヤダ」
パタン…
無情にもあいつは僕達を心配する聖良を引きずって屋上から去ってしまった。
やられた…。いくらなんでもここまでやるとは思わなかった。
半泣きの愛子を抱きしめて座り込む。
今晩ここで過ごすのは絶対寒いよなあ…。



