そのうち、佐々木に羽交い絞めにされるようにジタバタしていた聖良が諦めたように力を抜いたのを見て僕は聖良が午後の授業を放棄したことを確信した
「なあ、あいつら授業出ない気みたいだぜ。」
「まったく、しょうがない生徒会長よね。可愛い聖良ちゃんを悪の道に引きずり込んでくれちゃって!」
愛子が僕の横でかなりご立腹だ。
愛子は聖良のこととなるとマジになるから面白い。まるで自分の妹か何かのように思っているようだ。
できれば僕にもその位の情熱を持って執着して欲しいって言ったらダメかなあ?
どう見ても愛子の中での優先順位は僕より聖良が上のような気がする。
「ああっ!もうダメよ佐々木君。こんな所で聖良ちゃん襲わないでっ!!」
もう半分悲鳴だね。
僕としては良い見ものだと思うんだけど、愛子には許せないらしい。
携帯を出して聖良の番号を押しているようだ。
あ~あ、佐々木の機嫌がまた悪くなるぞ。
「なあ、あいつら授業出ない気みたいだぜ。」
「まったく、しょうがない生徒会長よね。可愛い聖良ちゃんを悪の道に引きずり込んでくれちゃって!」
愛子が僕の横でかなりご立腹だ。
愛子は聖良のこととなるとマジになるから面白い。まるで自分の妹か何かのように思っているようだ。
できれば僕にもその位の情熱を持って執着して欲しいって言ったらダメかなあ?
どう見ても愛子の中での優先順位は僕より聖良が上のような気がする。
「ああっ!もうダメよ佐々木君。こんな所で聖良ちゃん襲わないでっ!!」
もう半分悲鳴だね。
僕としては良い見ものだと思うんだけど、愛子には許せないらしい。
携帯を出して聖良の番号を押しているようだ。
あ~あ、佐々木の機嫌がまた悪くなるぞ。



