【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~

俺から視線を逸らしタマゴサンドをパクつきだした聖良を眺めながら策を練る。

聖良の時間割は頭には入っている。午後からは数学と体育だっけ?
って事は問題は担任の数学だけだな。


とりあえずその気になってもらってから…。

タマゴサンドの味見と称して腕を引寄せると再度唇を奪う。
よほど驚いたのか喉を詰まらせそうになった時は流石にあせったけど、それでも逃がすつもりなんて無かった。

当たり前のように俺の腕の中に収まる聖良。まるでこの腕の中が彼女の居場所である事が生まれる前から決まっていた事のように感じる。

俺は聖良さえいれば幸せだし場所がドコとかどんな状況だとか全然気にしないけど、聖良は気になるらしい。頬を染めて俺の腕から逃れようとジタバタしている。


でも、離してやんねぇ♪


「天気もいいし、気持ち良いもんなぁ。こんな日は聖良を抱きしめて昼寝していたいよな。」

俺の言葉にピクンと反応して身体を引くようにして次の言葉を待つ。

「このまま押し倒したら授業は無理だよな?」

一瞬顔が引きつったのがわかる。……おもしれぇ。もう少しからかってみよう。

「外で開放的に誰かに見られるかもってスリルのあるエッチって言うのも良いかもな?」

なんてな、するわけ無いだろう?その肌を誰かに見られるなんて真っ平だもんな。
俺一人で楽しませてもらうしっ♪

「せ~い~ら♪諦めて俺とサボろう?」