突然空を裂くように稲妻がピカッと光った。
少し遅れて雷鳴が鳴り響く。
聖良…怖がるんじゃないか?
そう思った俺は聖良の様子に呆気にとられた。
聖良は窓にへばりつくようガラスに手を付き身を乗り出すようにして外を見ている
「せ…聖良?何やってんだ?」
「ん?稲妻見てるんです。綺麗でしょう?あたし、大好きなんです。雷とか台風とか。先輩も一緒に見ましょうよ。あ、部屋の電気消してくださいね。そのほうが綺麗に見えますから。」
「普通、女の子って雷を怖がるんじゃないのか?こわいッとかって抱きついてきてくれないかな~と思ってたのにさあ。」
思わず本音がでてしまう。
「……先輩…えっち」
聖良が冷たい流し目で俺を見た。…あ、ヤバ…怒った?
「えっちって…そりゃないだろ?大体さあ聖良は無防備なんだよ。」
俺はそう言って聖良を後から抱きしめた。
「ほら、こうやってすぐに捕まるだろう?もっと警戒しろよ。男はみんなオオカミなんだぞ。」
「先輩もオオカミなの?」
俺の腕の中で身を捩るようにして振り返る俺を見る聖良、かわいいよなぁヤッパリ。
「うん、オオカミになりたい。今すぐ。」
「またそんなこと言って、あたしをからかうんですか?」
少し遅れて雷鳴が鳴り響く。
聖良…怖がるんじゃないか?
そう思った俺は聖良の様子に呆気にとられた。
聖良は窓にへばりつくようガラスに手を付き身を乗り出すようにして外を見ている
「せ…聖良?何やってんだ?」
「ん?稲妻見てるんです。綺麗でしょう?あたし、大好きなんです。雷とか台風とか。先輩も一緒に見ましょうよ。あ、部屋の電気消してくださいね。そのほうが綺麗に見えますから。」
「普通、女の子って雷を怖がるんじゃないのか?こわいッとかって抱きついてきてくれないかな~と思ってたのにさあ。」
思わず本音がでてしまう。
「……先輩…えっち」
聖良が冷たい流し目で俺を見た。…あ、ヤバ…怒った?
「えっちって…そりゃないだろ?大体さあ聖良は無防備なんだよ。」
俺はそう言って聖良を後から抱きしめた。
「ほら、こうやってすぐに捕まるだろう?もっと警戒しろよ。男はみんなオオカミなんだぞ。」
「先輩もオオカミなの?」
俺の腕の中で身を捩るようにして振り返る俺を見る聖良、かわいいよなぁヤッパリ。
「うん、オオカミになりたい。今すぐ。」
「またそんなこと言って、あたしをからかうんですか?」



