雨に濡れた体は夏とはいえ、やっぱり少し冷えていたみたいであたしたちはホットコーヒーで温まりながら買ってきたサンドイッチやおにぎりで遅めの昼食をとった。
先輩の貸してくれた開襟のシャツは大きくて制服を脱いでも十分なくらいの丈があった。
ちょっとミニスカートみたいになったけどね。
男物で開襟と言う事もあって女の私が着ると胸元が大きく開いてしまうので気をつけていないと胸の谷間まで見えてしまう。しょうがないから片手できゅっと胸元を握り締めたままの格好になる
とりあえず、制服がある程度乾くまでの辛抱だから…しょうがないよね。
先輩は体操服のジャージとTシャツに着替えている。かっこいい人って何を着ても様になるんだなあ。ぼんやりとそんなことを考えていると、不意に先輩が「なに?」と振り向いた。
先輩に見とれていたなんて言える筈もないから、なんでもないですと笑ってみせる
すぐに降り止むと思っていた夕立はまだ降り続いている。
雨足は先ほどよりは弱くはなった様だが、それでも夏の日中にしては薄暗く照明を点けないと仕事にならないほどだ。
遠くで雷がゴロゴロと鳴っているのが聞き取れる。
「先輩…。雨、止みませんね。」
「聖良?寒いのか?あんまり顔色良くないけど…。」
…もしかして雷が怖いとか?ありえるよな。女の子って雷苦手ってよく聞くし…。
そんなことを思いながら聖良の顔をのぞき見る。
グロスでもつけているのか唇が艶やかに浮かび上がって思わず引き寄せられそうになる。
これで『雷こわ~~い』とかって抱きつかれたら…自制効かないだろうな俺。
はあっと溜息を付きながら唇から視線を外すと聖良がシャツの胸元を握っている事に気付く。
あの手を離したら見えるんだろうな。誰もいないからいいけど、今この状態で誰か入ってきたらすげ~まずいよな。
何もしていないって言っても絶対に誤解される。
いや、それより聖良のこの格好を誰かに見られるなんて冗談じゃない。そっちのほうがよっぽど問題じゃねぇか。
先輩の貸してくれた開襟のシャツは大きくて制服を脱いでも十分なくらいの丈があった。
ちょっとミニスカートみたいになったけどね。
男物で開襟と言う事もあって女の私が着ると胸元が大きく開いてしまうので気をつけていないと胸の谷間まで見えてしまう。しょうがないから片手できゅっと胸元を握り締めたままの格好になる
とりあえず、制服がある程度乾くまでの辛抱だから…しょうがないよね。
先輩は体操服のジャージとTシャツに着替えている。かっこいい人って何を着ても様になるんだなあ。ぼんやりとそんなことを考えていると、不意に先輩が「なに?」と振り向いた。
先輩に見とれていたなんて言える筈もないから、なんでもないですと笑ってみせる
すぐに降り止むと思っていた夕立はまだ降り続いている。
雨足は先ほどよりは弱くはなった様だが、それでも夏の日中にしては薄暗く照明を点けないと仕事にならないほどだ。
遠くで雷がゴロゴロと鳴っているのが聞き取れる。
「先輩…。雨、止みませんね。」
「聖良?寒いのか?あんまり顔色良くないけど…。」
…もしかして雷が怖いとか?ありえるよな。女の子って雷苦手ってよく聞くし…。
そんなことを思いながら聖良の顔をのぞき見る。
グロスでもつけているのか唇が艶やかに浮かび上がって思わず引き寄せられそうになる。
これで『雷こわ~~い』とかって抱きつかれたら…自制効かないだろうな俺。
はあっと溜息を付きながら唇から視線を外すと聖良がシャツの胸元を握っている事に気付く。
あの手を離したら見えるんだろうな。誰もいないからいいけど、今この状態で誰か入ってきたらすげ~まずいよな。
何もしていないって言っても絶対に誤解される。
いや、それより聖良のこの格好を誰かに見られるなんて冗談じゃない。そっちのほうがよっぽど問題じゃねぇか。



