聖さんの乗った飛行機が離陸するのを聖良と二人で見送ってから手を繋いで空港を後にする。
「お兄ちゃんったらあんな所でプロレス技なんかかけて…みんな注目していましたよ。」
「あぁ、アレか…。俺の髪ボサボサにしてくれてさ。っとに困った兄さんだな。」
ふたりで今ごろくしゃみをしているかも知れない聖さんを思い出してクスクス笑った。
「ふふっ。お兄ちゃん龍也先輩が気に入ってるから。昨夜も食事が終わったら先輩のところへ帰ってやれって言い出してあたしもママもビックリしたんですよ。」
「聖さんが俺のところに帰るように言ったのか?」
「うん…ママも驚いていたけれど、お兄ちゃんが話をつけてくれたみたい。学校が始まると毎日は無理だけど…。」
「聖良…それって…。」
「週末とか会える日はできるだけあの部屋で過ごしたいと思うんですけど…いいですか?」
繋いだ手を引き寄せて胸に閉じ込めるとギュッと抱きしめて頬にキスをする。
「離せなくなりそうで怖いな。」
「あたしは壊されそうで怖いんですけど…。もうこの間みたいのは止めてくださいね。」
頬を染めて見上げてくる聖良の姿に、朝も昼もなく抱き続けた事を思い出だして苦笑する。
「約束できる自信は無いな。なんせ聖良は麻薬みたいだもんな。抱いても抱いても欲しくなるよ。」
「・・・やっ!何を言ってるんですか。」
「お兄ちゃんったらあんな所でプロレス技なんかかけて…みんな注目していましたよ。」
「あぁ、アレか…。俺の髪ボサボサにしてくれてさ。っとに困った兄さんだな。」
ふたりで今ごろくしゃみをしているかも知れない聖さんを思い出してクスクス笑った。
「ふふっ。お兄ちゃん龍也先輩が気に入ってるから。昨夜も食事が終わったら先輩のところへ帰ってやれって言い出してあたしもママもビックリしたんですよ。」
「聖さんが俺のところに帰るように言ったのか?」
「うん…ママも驚いていたけれど、お兄ちゃんが話をつけてくれたみたい。学校が始まると毎日は無理だけど…。」
「聖良…それって…。」
「週末とか会える日はできるだけあの部屋で過ごしたいと思うんですけど…いいですか?」
繋いだ手を引き寄せて胸に閉じ込めるとギュッと抱きしめて頬にキスをする。
「離せなくなりそうで怖いな。」
「あたしは壊されそうで怖いんですけど…。もうこの間みたいのは止めてくださいね。」
頬を染めて見上げてくる聖良の姿に、朝も昼もなく抱き続けた事を思い出だして苦笑する。
「約束できる自信は無いな。なんせ聖良は麻薬みたいだもんな。抱いても抱いても欲しくなるよ。」
「・・・やっ!何を言ってるんですか。」



