3日の昼頃聖さんが俺のマンションを訪ねてきた。
見舞いと言っているが実際は俺達の関係が進展したか探りに来たって所だろう。
「龍也、熱はもう大丈夫なのか。」
聖良が出したコーヒーに口をつけながら話す聖さんはどこかうれしそうだ。
多分俺達の雰囲気でもう気が付いているのかも知れない。
「はい。聖良の看病のおかげですっかり良くなりましたよ。」
「ふうん…看病のおかげ…ねぇ?随分イイ看病だったみたいだな。おまえの強靭な理性も完全崩壊って所か。」
ニヤニヤと意味ありげに俺を見る聖さんに、いつものポーカーフェイスを決め込んで深く突っ込まれないように話を逸らそうとするが、相手も一筋縄ではいかなかった。
「聖良。おまえここ数日の間に妙に色っぽくならなかったか?龍也に何かイイコト教えてもらったんだろ。」
俺の口を割らせるのは無理と判断したんだろう。突然聖良に矛先を向けてきた。
ある程度想定内だったが聖良は案の定、口で何も語らずとも思いっきり顔に書いてありますといった反応をする。
耳まで真っ赤になってパタパタとキッチンに逃げ込む聖良を見て、聖さんはケタケタと笑い出した。俺も思わずつられて苦笑する。
本当にウソのつけないお嬢さんだよ。
見舞いと言っているが実際は俺達の関係が進展したか探りに来たって所だろう。
「龍也、熱はもう大丈夫なのか。」
聖良が出したコーヒーに口をつけながら話す聖さんはどこかうれしそうだ。
多分俺達の雰囲気でもう気が付いているのかも知れない。
「はい。聖良の看病のおかげですっかり良くなりましたよ。」
「ふうん…看病のおかげ…ねぇ?随分イイ看病だったみたいだな。おまえの強靭な理性も完全崩壊って所か。」
ニヤニヤと意味ありげに俺を見る聖さんに、いつものポーカーフェイスを決め込んで深く突っ込まれないように話を逸らそうとするが、相手も一筋縄ではいかなかった。
「聖良。おまえここ数日の間に妙に色っぽくならなかったか?龍也に何かイイコト教えてもらったんだろ。」
俺の口を割らせるのは無理と判断したんだろう。突然聖良に矛先を向けてきた。
ある程度想定内だったが聖良は案の定、口で何も語らずとも思いっきり顔に書いてありますといった反応をする。
耳まで真っ赤になってパタパタとキッチンに逃げ込む聖良を見て、聖さんはケタケタと笑い出した。俺も思わずつられて苦笑する。
本当にウソのつけないお嬢さんだよ。



