「おまえに最後の試練をやる。」
「え?」
「今夜は泊まっていけ、聖良の部屋で寝るんだぞ。」
「ええ?それってキツイですよ。」
「だから、試練だって言っただろ?明日の朝まで我慢してみろ。聖良の寝顔を見て襲うんじゃねぇぞ。耐えれたらおまえを俺の弟として認めてやってもいい。」
「そんな無茶苦茶な…って、え…。弟?」
「これをクリアできたら聖良をおまえにくれてやる。付き合うなり抱くなり結婚するなり俺はもう何も言わん。」
「聖さん。」
「俺はおまえが結構気に入ったよ。だから一回だけチャンスをやる。がんばってみろよ。」
「……はい。分かりました。やります。」
「ああ、言っとくけど、聖良は寝相が悪いからな。胸がはだけたりってのは覚悟しておけよ。かなりキツイ夜になるだろうから、先にご愁傷様って言っておいてやる。
せいぜい強靭な理性っつうのをみせてくれよ。明日の朝を楽しみにしているぜ。」
龍也が上手く我慢できる事を祈ってやろうと思うなんて俺も人が良いよな。
でも、こいつの事、なんだか気に入っちまったんだ。
だって聖良をあれだけ大切に思って宝物みたいに大事にしてくれているんだぜ。
こいつになら聖良を任せたいって思うよ。
だけど俺は素直じゃないんだ。
やっぱり聖良を見守ってきた10数年分の俺の気持ち分、龍也には苦しんでもらいたいんだよな。
ああ、なんだか俺、少し酔ってきたみたいだ。
すきっ腹にストレートで気がついたら4杯目…聖良に殴られそうだな。
「え?」
「今夜は泊まっていけ、聖良の部屋で寝るんだぞ。」
「ええ?それってキツイですよ。」
「だから、試練だって言っただろ?明日の朝まで我慢してみろ。聖良の寝顔を見て襲うんじゃねぇぞ。耐えれたらおまえを俺の弟として認めてやってもいい。」
「そんな無茶苦茶な…って、え…。弟?」
「これをクリアできたら聖良をおまえにくれてやる。付き合うなり抱くなり結婚するなり俺はもう何も言わん。」
「聖さん。」
「俺はおまえが結構気に入ったよ。だから一回だけチャンスをやる。がんばってみろよ。」
「……はい。分かりました。やります。」
「ああ、言っとくけど、聖良は寝相が悪いからな。胸がはだけたりってのは覚悟しておけよ。かなりキツイ夜になるだろうから、先にご愁傷様って言っておいてやる。
せいぜい強靭な理性っつうのをみせてくれよ。明日の朝を楽しみにしているぜ。」
龍也が上手く我慢できる事を祈ってやろうと思うなんて俺も人が良いよな。
でも、こいつの事、なんだか気に入っちまったんだ。
だって聖良をあれだけ大切に思って宝物みたいに大事にしてくれているんだぜ。
こいつになら聖良を任せたいって思うよ。
だけど俺は素直じゃないんだ。
やっぱり聖良を見守ってきた10数年分の俺の気持ち分、龍也には苦しんでもらいたいんだよな。
ああ、なんだか俺、少し酔ってきたみたいだ。
すきっ腹にストレートで気がついたら4杯目…聖良に殴られそうだな。



